2008年05月01日

★デザート食べてるときは静かだった。本能なのか。

せっかくのゴールデンウィーク。祝日を利用して従兄弟の家族と晩ご飯を食べに行った。二児の父親なので子供も一緒。料理人である従兄弟の父親が推薦してくれたそのお店は、やたらと美味しく、そして高かった。

当然といえば当然だけど、子供がそこに居れば話の軸は子供中心へと切り替わる。見ていて飽きないというか、とにかくせわしなく動きまわっているから、話題を提供し続けてくれるのだ。奴等は心底フリーダムに生きている。大人になると失ってしまうものがそこにはあった。オニギリにケチャップを付け、それを食べようとして諦め、エビフライに手を出しつつもソースは付けず、何故か尻尾を食べようとする。コレだけ読むと可哀想な子だけれど、完全無欠に愛らしい。何にせよ元気なのは良いことであり、好き勝手を許される貴重な年齢なんだから、存分に振る舞えばいいと思う。

でも乾杯の時に僕だけグラス当てるのを拒否するボケとか、もう少し大人になってから覚えてほしかった。若干2歳。どこで覚えたそんな高度な技。

2008年05月02日

★ノーバディ・ノウズ

映画を鑑賞する時、特に映画館では可能な限り最後のクレジットまで見るようにしている。特に深い意味は無いけれど、なんとなくの礼儀のようなものとして。劇場まで足を運んでクレジットを見なかったものなんて、記憶にある範囲では『バイオハザード2』しかない。あの時ばかりはクレジット始まった瞬間に席を立った。本当にどうしようもなかった。ただひたすらに膀胱が限界だった。

そんなクレジット。CGを多用してたり長編だったりすると驚くほど長くなる。アレってどう考えても全員の名前を把握できてる人物が居ない気がする。となると例えばコネみたいな形で、全く関わりの無い人の名前が出てる可能性って無いんだろうか。

映画なんて作ったことないから判らないけど、エキストラみたいな人達の名前だって載ることを考えると、申告制な部分もあると思う。そうなると監督とかがキャバクラで豪遊しつつ「よーし、お前らの名前をクレジットに入れてやるからな!」みたいに勢いで言っちゃって、そのまんま載っちゃった事だってあるかもしれない。アラン・スミシーのような『存在しないけど中の人はいるよ』とは逆の『存在してるけど中の人は居ないよ』扱い。きっと何処かに居るんじゃないだろうか。『監督特別補助』みたいな項目でクレジットされたキャバクラのお姉さんが。源氏名で。

2008年05月03日

★パンダの怠惰な生活を。

パンダは確かに可愛いけれど、上野からパンダ消えたからって、わざわざ1頭につき1億払って中国からレンタルしたりだとか、それを外交の手札にしたりだとか、聞いてて楽しくない話が妙に多い。上野動物園に新しい目玉が欲しいなら、日給2万で人間を展示すればいいんじゃないだろうか。陪審員みたいにランダムで選んでほしい。そして陪審員より需要がある気もする。僕も3日くらいなら本当にやりたい。

正直パンダより愛想はいい自信ある。そして僕が召喚された暁には、パンダ的な仕事もキチンとこなしてみせる。名前呼ばれりゃ手は振るし、「何かしてよー!」とか言われれば、ちゃんと中指立てるし。扱いが簡単な事を考えると、きっと新人の飼育員がお昼ご飯とか持ってきてくれるから、その人をからかって午前中のストレスを発散しつつ、ご飯を食べ終わった後に「へへ、食後の一服いいスか?」ってちゃんと了解を取ってから、懐から取り出した睡眠導入剤を飲んでガン寝。夜まで起きない。晩ご飯前に起床。その後ネット。

名前は『ハァハァ』です。

2008年05月04日

★過ぎ去りし思い出。

中学校の同窓会に行ってきた。某旧友に『キュウイチ、お前俺の事覚えて無いやろ…。』と言われ、実際に覚えてなかった事を除けば滞りなく終了した。『うっわー、最悪やん…。』とか言われたよ。こんにちは。不燃ゴミです。

人数に対して場所が広すぎたせいか、変にグループが分かれてしまい、終始微妙な空気が漂ってた数時間だった。店を出てから解散するまでの十数分が一番盛り上がってたように思う。薄く浅く色んな人と喋ったけど、やっぱりみんな集まりの悪さを感じてたそうだ。

やはりこういうのは、最初の同窓会が一番多く人が集まるっぽい。2年前に小学校の同窓会したときは、8割くらいが参加してた。前回来た人で今回は来ないっていうパターンがとても多い。「前に来たからいいや」って心理もあるんだろうけど、個人的にはこういう催しに毎度参加してる見た目ヤクザな連中が、一気飲みとかを始めて騒いでるからな気がしてならない。良い意味でも悪い意味でも、基本的にお馬鹿さんだもんな。幹事もソッチ系だから、2回目以降は集まる人が限られてくるというか。

それが原因かは解らないけど、当時の先生に案内の手紙を出したら、見事に全員不参加らしい。全6クラス。返事があったのが半分。あとは無視。君達当時何したの?

2008年05月05日

★確率という名の奇跡。

OKブラザー、つまらない話なんだが聞いてくれ。生まれて四半世紀ほど経過したんだけど、今日初めて自分の血液型がO型だと知った。今まで自分の血液型がA型なのに疑問を持ったことすら無く、血液型の話をするたび、家族や友人から『キュウイチは典型的なA型やもんなー!』と言われ続けてた僕だけれども、アレ全部嘘だったよ。

実家に届いた人間ドックの結果で判明。両親ともにA型だったから、てっきり僕もA型とばかり思っていた。母子手帳に書いてありそうなものだけど、後で見せて貰ったら特に書いてなかった。どうやら生後一年くらいは血液型を確定できないみたいで、生まれた子供の血液型を教えてくれない病院もあるそうだ。ありがたいことに大きい病気や怪我をしたこと無いので、今まで調べる機会も無くて現在に至ってしまった。両親ともAOタイプのA型だったんだろう。何にせよこれで『橋の下で拾われた子』ネタに現実味が出せそうだ。母上と同じ顔してるけど、冗談として洒落は利いてる方がいい。

とりあえずちゃんとした血液型が判明したんだから、親には教えておかねばなるまい。人生何があるか分からない。僕が事故でも起こしたときに、ドラマチックに親が輸血を申し入れたら、トドメを刺されてしまう。実際はちゃんと調べるんだろうけど。ついさっき報告してきたよ。

「そうそう母上。人間ドックで調べたら、僕の血液型がO型でした。」
『えぇっ!?種はお父さんのやで!!!』

別に疑ってねぇよ。

2008年05月06日

★GW最終日だし帰らないと。

父親「明日から仕事行きたくないなー。」
母親「諦めないでね。お父さん。」
祖父「ワシも孫を行かせたくないのー。」
母親「諦めてね。お義父さん。」

2008年05月07日

★ハッピハッピー。

テレビ番組でコアラの鳴き声を聞いたけど、心底可愛くなかった。酔っぱらいのオッサンが連続でえずいてるような音。あんまり知りたくない事実だった。一日の大半を寝てすごし、ユーカリの揮発成分で常に中毒状態にあり、離乳食は『パップ』という母親のフンで、可愛くない鳴き声を放つ動物、それがコアラ。

それなのに見た目が愛らしいので、世界中の人間から好感を持たれている。顔が全てを体現している動物。コアラだから許されるけど、人間的に考えるとどう考えてもアウトなので、隠語でそういう人間をコアラと呼んでみるのもいいかもしれない。コアラの性質を踏まえれば、結構色んな使い方ができそうな気がする。

「ミキの彼氏ってコアラっぽいよね。」
「そうかなー。」
「うん似てる。仕草とかスッゴイそれっぽいよ。」

『良い意味で馬鹿だよね』と同じように使うのがポイントです。この場合はヤク中。

2008年05月08日

★住めば都。

GWの間に色々片付けたりもしたので、新居もなかなか住みやすくなってきた。購入したクローゼットモドキの棚が届かないので、部屋に物干し竿を伸ばして服を吊っている生活。人間は工夫する生き物です。

未来に生きるネットジャンキーとしては、ブロードバンドステキックライフな生活をしたいと考えるのは至極当然。部屋を探す際にも光ケーブルの通ってるマンションを探すようにした。その甲斐あってか、引越しの翌日には無事開通できるという幸先の良いスタートを切れたけど、ケータイの電波がリビングに届いてない事には後から気付いた。重要度がネットの比じゃねぇ。

どうやら窓辺>床付近>天井近くの電波順。仕方ないので最近では電話が鳴ると床で取り、会話しながら匍匐全身で窓辺へ移動するようにしている。家で手軽に味わえるサバイバル訓練。未来を見据えて借りた部屋、味わえる気分は虫。

2008年05月09日

★面倒なお客様2。

連休中は実家に帰り、大阪へ追加で持って行きたい荷物をまとめてたりしていた。ダンボールに箱詰めまではしたんだけど、宅急便で送るための送り状が手元に無く、大して急いでる訳でもなかったので、また今度帰ったときにでもと気軽に考え、そのまま実家に置いておくことにした。

すると母上が妙に気を利かして『荷物送っといたるわ。』と電話してきてくれた。母の日用に贈ったバッグが功を奏してると思われる。断る理由も無いので「お願いします」と伝えた数時間後、またしても電話がかかってきた。何の前置きもなく『もしもし、とりあえず宅急便の人と変わるから。』と言ってくる。そして電話越しで始まる本日のコント。

『もしもし、私ク○ネコヤマトのものなんですが。』
「はい、どうもです。」
『あのですね。荷物の集荷に来たんですが、どうやらプリンターが入ってると。』
「あーそうですね。入ってますね。」
『ちょっとプリンターは持っていけないんですよー。』
「ん。なんでまた?」
『プリンターは精密機械扱いでして。梱包剤入ってないと難しいんですよ。』
「回りにタオルとか服詰まってますけど無理ですか。」
『んー、故障の原因になりますんで。責任を負いかねるんです。』
「なるほど。大丈夫です。故障を恐れず持っていきましょう。」
『いやいや(笑)そういうの、難しいというか。』
「壊れても、インク漏れても、責任は問いません。いっちゃいましょう!」
『そこまで言うなら持っていきますけど…もし何かあったら、そう説明しますよ?』
「大丈夫です。職務に向かって突き進んでください。」
『…いやーあのー実はですねー。こういうの、持って帰ると上に怒られるんです…。』
「はぁ。そうなんですか(それが原因か…!)」
『そうなんです。あの、パソコン宅急便というのがありまして。』
「ほう。」
『梱包剤入りのダンボールがあるんです。それをお使いになってはどうでしょう?』
「えと、別料金ですよね。」
『はい。そのダンボール代が1200円でして。』
「わかりました。送り状に備考で"責任は問わず"と親に一筆書かせます。」
『いや、あの、流石にそこまではして頂かなくても…。』
「驚きの値段じゃないですか。」
『ですよね。すいません。でも、本当にトラブルが多いんです。』
「じゃ、そのダンボールにしてください」
『え…あ、はいっ!(超嬉しそう)明日そのダンボール持ってきます!!』
「よろしくお願いしますねー。」
『はい!それでは奥様(違うがな)に変わらせて頂きます!!』

『…あー、もしもしキュウイチ?』
「はいはい。」
『なんつーか、その、配送代くらい出したげるで…?』

哀れまれた!?

2008年05月10日

★今日から一週間が愛鳥週間ですよ。

焼き鳥を食べにいってお腹いっぱいなんで更新休みます。
つくねが好物です。

2008年05月11日

★優勝したもんねー。

買物をしている途中、今まさにケータイから電話をかけようとしている人を見かけた。よくある光景なんで気にも留めず、そのまますれ違おうとしたら、会話内容にビックリして立ち止ってしまった。

『すいません、明日のドラゴンボールの大会の参加資格を知りたいんですが。』

て、天下一武道会!架空の大会じゃなかったのか。まさか本当に開催しているなんて。うろ覚えの知識だと、確か予選に参加資格なんて無かったはずなんだけど、時代に合わせてルールが変更されたか…!などとは一切思わず、実際には「あぁ、最近暑いもんなー」ってボンヤリ考えてた。だって。ねぇ奥様?

若干の危機感を持ってしまったので、足早にその場を去ったんだけど。家に着いた後でなんとなく調べたら、どうやらドラゴンボールのカードゲームがあるらしい。定期的に公認大会があるらしく、それの確認をしたかったようだ。罪深い偏見を持ってしまったことを反省するため、大会の情報を転載しておこう。日付は今日こと5月11日。場所は大阪の『ワンダー・スポット』という所。時間は12時30分。参加費は300円で、人数制限は12人。心に牙を隠し持ったそこのZ戦士、参加するなら今だ!

僕が見かけた人はどう見ても30代後半だった。人の趣味にとやかく言う筋合いは無いけれど、きっとその天下一武道会は『大人の部』と『子どもの部』に分かれていない。

2008年05月12日

★なぁ、もう寝た?

基本的にというか恒常的にインドアな人間なので、住環境を良くするために家の中にはこだわりたいと考えている。とはいえ引っ越したばっかりなので、家の中身は未だ殺風景。そんな訳で休日になると部屋の中身を整えるために外出している。おかげで少しずつ部屋には荷物が増え、貯金残高は豪快に減っている。悲しい。

だがしかし、まだまだ買わねばならないものは沢山ある。今は無くても困らないけど、将来的には必要になるだろコレみたいなの。その中の一つに"友達が泊まりにきたら"も存在してて、そんなお客様用に新たに寝具も調達しないといけない。もちろん我が城に泊まりにきて布団で寝れるとか冗談にも程がある。寝袋を買う。

部屋には既に遮光カーテンを引いてるので、夜ともなれば結構なレベルで真っ暗にできる。寂しがりなお前達のために、そのうち『プラネタリウムセット』と『ランタン』も購入しといてやるからな。偽者の星空の下、キャンプの夜のように恋バナで盛り上がるといい。

僕は布団で寝るから。隣の部屋で。

2008年05月13日

★この物語はフィクションです。

スピード社の水着問題。進化すればするほど肌が隠れる水着になど全く興味は無いけれど、世の中的にはホットな話題っぽいので、頑張って興味を持てるように自分なりに解釈というか、曲解してみた。

ここはイケメンばかりが集うサークル『JOC(ジャニーサン・オットコマエ・サークル)』。そこに所属するのは日本トップクラスのイケメンばかり。そこに所属するモリタは恵まれた才能を持っていたが、ただ一つ身長の伸び悩みにだけは苦しんでいた。

「くそ、あと5cmあればオレも天下を取れるのに。」

牛乳も毎日飲み、通販で手に入れた身長を伸ばす器具も使っている。だがどうしてもコレ以上の伸びは望めそうもない。もうすぐ世界のイケメントップを決める『キング・オブ・イケメンコンクール』が始まる。やれるだけのことはやった。今の自分で最良を出すべく、モリタは自分の身長を受け入れたまま、日々男を磨くのであった。

コンクールも差し迫ったある日、アメリカにイケメン留学していたオカダから電話がかかってくる。一時帰宅したので会えないかということだった。モリタは最近一人での活躍が増えているオカダに少し嫉妬も感じているが、オカダも自分と同じく身長に悩んでいる仲間の一人。過酷なトレーニングの合間を縫って、会いにいくことにした。

「よぉ、モリタ久しぶり!」
「あぁ…な、なぁオカダ、何か身長…伸びてないか?」
「ん?あぁコレか。すごいだろ?"スピード社"が新しく発売した"レーザーレーサー"っていうシークレットブーツなんだ。凄く自然だろ?最近じゃこれのおかげでプロフィールの身長も170cmにすることが出来たぜ。」

そう、そこにあるのは驚くほど自然な足元だった。違和感無く脚を長く見せることができるシークレットブーツ。これさえあればオレも高身長イケメン。次のコンクールの上位入賞、果ては優勝も狙える…!?

「オカダ!その靴オレにも売ってくれよ!」
「いやー。売るのはいいけど、ホラJOCって先輩が立ち上げたファッションブランドと契約結んでるじゃん?オレは今海外所属だから使えるけど、モリタ達は難しいんじゃないかな。」

そう、自分達の服装や靴は『デサント』『ミズノ』『アシックス』というブランドと契約を結んでいる。先輩達の作った服やシークレットブーツも勿論カッコイイ。標準の遥か上をいく。だが、オカダのシークレットブーツを見た後では霞んでしまうのだ。オレは、あの靴を、どうしても履きたい…!

悩んだモリタは、JOCのリーダーことジャニーさんに相談する。可愛い後輩の話を聞き、盛り上がっちゃったジャニーさん。専属ブランドのデザイナー達を呼びつけ、高らかに無茶フリをしてしまう。

『ユー達もっと頑張りなよ。で、3週間くらいで新しいヤツ作ってよ。』

戸惑う3社のファッションデザイナー。今の服装やブーツも、モリタの身長を高く見せる工夫をこらしたものだったからだ。だが事実スピード社のシークレットブーツは、今までに無いほど自然に身長を高く見せることができる。結果が目の前にあるのだから、やるしかない。新素材の布地などを新たに手配し、自らのプライドをかけたシークレットブーツ作りが、今はじまる。

『上等だ、お前に似合うシークレットブーツ、作ってやんよ!』←今ココ。

2008年05月14日

★お祝い事には出し惜しみをしない。

現在自分の周囲では結婚ラッシュが始まっている。弟もそのラッシュを形成するうちの一人。未だに披露宴らしきものの明確な日取りを知らないっつか、むしろ「オレ達結婚します」という一言すらキチンと聞いてないけれど、どうやら今月末とかそれくらいらしい。お兄ちゃんは寂しいぞ。

そんな訳で弟にすら、まぁ雰囲気で察しろよ?みたいな扱いをされてる僕なんだけど、今日は諸事情あって実家へ帰宅。すると弟もご飯を食べてて、本当に珍しく鉢合わせした。何やら言いたいことがある様子。親に促されるまま、話を切り出してきた。

『あのさー。式のとき、ご祝儀は要らんから。』
「んぉう。なんでまた?」
『なんか面倒やし。その代わりキュウイチの時はオレも出さんようにするとかで。』

もうお兄さんブチ切れですよ。お前は家族を何だと思っているのかと。

「ダアホが。お前が良くてもオレと世の中が許すかと。いいか。兄弟の結婚式に手ブラで参加とか理解が出来んし、意味もわからん。それは世間を舐めてる発言やぞ。実際にお前の式には7~8万包むつもりでいるし、相場もそれくらいらしい。その値段に対して面倒やと思うのは勝手やけど、受け取るものは受け取っとけ!」
『お、おう。』
「そしてお前は渡された額をそのまま大切に保管、将来僕が式をする際には、親族的に君の奥さんも呼ぶことになるから、その額に奥さん分を上乗せして10万にして渡せば、むしろ格好いいというか、なんかみんな幸せやん?」
『あー、そうかも。』
「よし、解決。」

兄の威厳は死んだ。

2008年05月15日

★法律はオレの味方。

最近仕事の休憩時間にステキック自転車が無いか調べている。移動が電車と徒歩なので、ちょっとした場所に出かける乗り物が欲しいのだ。奈良に居た頃は普通の人は買わないようなマニア臭溢れる原付に乗っていた。近所の人から『あぁ、あの変なヤツに乗ってるのってキュウイチやったんか…。』というお墨付きを貰っていたよ。

当然その原付を大阪に持ってくる気だったんだけど、引越し先のマンションには自転車しか置いちゃダメらしい。結構頑張って見つけ出した部屋なので、他の駐輪場付き物件と比較してもコッチに住みたかった。お金を出してまで専用の場所を確保するのも本末転倒なので、泣く泣く所有者の名義を親に変更。実家に置いてきた。

役所で手続きを済ませて戻った日、とりあえず父上に声を掛けることにした。原付もたまには動かさないと動きが悪くなる一方だし、名義は父上に変えているので保険とか軽自動車税の簡単な説明もしとかないといけない。管理してもらう代わりに貸すみたいな形だ。本当に愛着持ってるので結構悔しい。

「んじゃコレが鍵ね。こっちは原付の説明書関連で、この紙が標識交付証明書。」
『よっしゃよっしゃ。コレで名実共にオレの持ち物やな!』
「そんな訳あるか。貸すだけ!」
『渡すのはこれだけか?現金はどうした。』
「だーかーらー!」
『ガソリンは入れたか?ちゃんと満タンにしとけよ。』

鬼だ、鬼がいる!!

2008年05月16日

★滲み出る悪意、もしくはその周辺の何か。

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2008年05月17日

★アレにしよう。

自転車が欲しかったので買ってきたよ。どうせ買うならやっぱり愛着持てそうなのがいいので、何かいいの無いかなーと探したら、コレとか良さそうだった。ブリヂストン社のベガスというシリーズ。可愛くね?

お値段は25800円。3段変速が付いてると30800円。多少高めだけど魂が求めてるんだから仕方ない。自尊心にはお金がかかるものなのだ。もちろん変速という機構にオトメゴコロがドキドキなので、変則アリが望ましい。早速近くで売ってる店を検索。電車で数駅先にあるらしいその店へ満を持して出発。一台たりとも売ってなかった。

まぁ事前に電話確認せず、個人店舗のホームページにある『展示中』という言葉を鵜呑みにした僕が悪い。表にブリヂストンの看板付いてたし、多分頼めば取り寄せてくれるけど、正直自転車は早めに欲しい。お店の人も『他にもいいのあるよー!』ってガンガン薦めてくるし、仕方ないから別のを買おう。

そのお店を軽やかに退出、事前に調べてたリサイクル自転車のお店へと入り、入店3分で自転車を選ぶ。防犯登録の料金合わせて8000円。それなのに6段変則ってステキ!ちなみに早めに自転車が欲しかったのは、普通免許の住所変更ができる警察署が駅から遠いから。今週中には変更してツタヤのビデオが借りたいのよね。

自尊心?そんなもんゴミよゴミ。

2008年05月18日

★コレにしよう。

前回のエントリーの続きなんだけど、自転車を買った際に余ったお金。やはりこういうお金は天からの贈り物と考えて、何かにパーッと使うべきじゃないだろうか。完全に錯覚だけど、何となく得した気もするし。今月は散財強化月間に独自的に認定(来月から一年間は完全なる厳冬)してる。うっわーテンション上がってきた。何に使おう。

とは言いつつも、実は行く場所は最初から決めていた。というか、時間と金を持て余した男が行く場所なんて限られてる。人生常に攻めの姿勢だ。ま、言わなくても判るだろ?グヘヘヘヘ…。そんな自らのゲスい欲望を叶えるため、つい10分前に買った自転車にまたがり、ギラギラとした目を隠そうともせず目的の店へと向かうことにした。少し薄汚れた印象のあるその店へ入り、足早へ受付へと向かう。愛想が欠落した中年の店員に、上にある看板を指差して名指しする。

「玄関の鍵をロイヤル★ガーディアンにしたいんです。」

知ってる?鍵屋さんも御用達というスペシャルな鍵ことロイヤル★ガーディアン。世界最高水準の防犯性能と言われるシリンダー錠で、ピッキングだけじゃなくて、カム送り開錠とかサムターン回しといった開け方にも超強い鍵。鍵の登録カードとか無いと合鍵が作れない上に、上限で50万円のカギ保証もついてるナイスな逸品。店員さんも『自信あります、イイですよコレ。』って言ってた。

その日のうちに取り付け完了。組み立て&取り付けのあいだもずっと見てた。ギミック感がたまらない。多少高いが良い買物をした。人生の基本方針は守りです。

窓には防犯ブザー装着済みだぜ?

2008年05月19日

★つまらないものですが。

お土産というのはステキな文化だ。食べ物系ならなお嬉しい。お饅頭とか焼き菓子とか、なんとなく"お土産っぽい味"がするものって、基本自分が食べるために買うことが少ないから、たまに貰うと嬉しいというか。駅に行けば売ってるようなお土産でも、貰うことによる嬉しさがあると、美味しく感じるのは僕だけだろうか。

僕の両親が好きなお土産があって、名前を『御座候(ござそうろう)』という。全国の百貨店とか駅構内で買えるようなお菓子で、つまりは『回転焼き』とか『大判焼き』とか『今川焼き』とか呼ばれる類のお菓子だ。実家近くの線路沿線にも販売店があるので、お土産に買って帰ることが結構ある。というか、むしろそれを買って来いと注文されてお土産にしてる。両親も出かけた際には大体買ってるそうだ。冷凍して保存。日々のオヤツにするらしい。

『赤あん』と『白あん』があるので、いつも7対3くらいの割合で購入。家に持ち帰って母上に渡せば、フタを開けながら「じゃあ赤と白どっち食べる?」と必ず聞いてくる。正直どっちでもいいので「どっちでも。」と答えれば、「じゃあ白の方にしとくなー」と言って、必ず白あんを渡してくるのだ。

同じようなやりとりを、何度も何度もしている。母上いわく「キュウイチは白の方が好きと言ってたし。」とのことだけど、正直言った覚えがない。むしろ赤の方が好きと言い切って間違いない。多分両親共に赤あんが好きだから、白あんを押しつけたいあまり、母上が自分の記憶を改変したんじゃないだろうか。

となると白あん好きは居ない訳で、じゃあ買うときに最初から全部を赤にしろよという話なんだけど、今後とも変わらずの割合で買って帰ると思う。特に理由もないけれど、その会話のやりとり含めて、ようやくお土産になった、みたいな。

2008年05月20日

★僕の書く下手な詩はたぶん世界を救えない。

作業効率を上げるために音楽を流す。世界中何処でも見ることができる光景だ。僕は周囲が無音の状態が一番集中できるんだけど、それは一人でいるときの話であって、複数の人間が集まる場所ではやっぱり何らかの音を聴きたい。無言によって生み出された無音みたいで、静かなのが逆に苦痛になってしまう。

今まで仕事場ではFMラジオをつけっぱなしにしていたんだけど、こないだ会社を引越ししたら社長がラジオを捨ててしまった。電波が途切れるのと好きじゃない人の曲が流れるのが嫌らしい。「音が無いっつーのも新鮮でいいな!」とか言い出したのでやんわり拒否し、新しいラジオを買って欲しいと進言。当然の如く渋りだし、どうしてもラジオ購入を拒否したい社長が出した結論が「じゃあみんなのiPodの曲を日替わりで流すのはどうやろ?」だったので、やんわり無視することにした。

そんな訳で現在、社長好みの曲だけが会社に垂れ流されている。中年のオッサンがセレクトした『俺ベスト』が、洋楽邦楽問わず一日中流れる毎日。ついでに言うなら本人が集中したい時は音楽を切りやがるので、結局別の意味で音が途切れてることが多々ある。自分の心の安定のため、早々に手を打ちたいところだ。まずはノッてる最中に口笛で伴奏するのを何とか辞めさせよう思う。オッサンが口笛で伴奏するYUKIのメランコリニスタ。何かセクハラで訴えても勝てる気がする。

2008年05月21日

★恋する雨宿り。

「雨、止まないね。」
「ま、俺としては全然止まなくてもいいんだけど。」
「なんで?」
「だって、こういう時間大切にしたいし。」
「え!?あ、その、それって…。」
「女の子のブラが透けるのがいいよね。」
「死ねよ。」

2008年05月22日

★鼻セレブ。

「ママ、どうしてティッシュ2枚に分けないとダメなの?」
「高いからよ。」
「じゃあどうして安いの買わないの?」
「(プライドも)高いからよ。」
「分かんないよ…。」

2008年05月23日

★目と目で通じ合う。

ニュースで見かけたエイベックスの『人見知り克服のためのDVDソフト「ミテルだけ」』が凄すぎる。サンプル見たけど本当にただ見てるだけだった。社会不適合者ガンバレDVDらしい。日本は本当に豊かな国ですね。

確かに人の目を見て喋るのは大事なことだ。コミュニケーションの基本とも言っていい。とはいえガン見するのもどうかなーという気はする。営業の仕事してる人は結構ガッツリ見てくることが多いけど、正直いって視線が重たい事が多い。

今日会社に来てた営業の人もそうだった。今までその会社でコピー機のリースをしてたんだけど、もうすぐリース期間が終了するので、それを見越して新しい商品の売り込みですよ。そりゃもうパワープッシュ営業。話し合いの最中はコッチをガン見。何度も何度も言ってくる。「私共で、何かお役に立てることはございませんでしょうか?」

「実際無いよ」という言葉を営業スマイルで丁寧に隠しつつ、「いやー今の所は間に合ってるんですよー。壊れたりすればまた話は別なんですが。」と同じように何度も何度も答える。最終的には「十中八九検討しないよ」というのが相手にも伝わったみたいで何よりだった。その時間は意識的に相手と目を会わせないようにしてたんだけど、やっぱり効果があるものらしい。コピー機のリースを断っただけなのに、何故か話の終盤では「あの…弊社との取引を解消しようとかいう話が出ているのでは?」まで言っていた。イヤイヤ、話が飛躍しすぎですよ営業さん。

合ってるけど。

2008年05月24日

★専属モデルの入れ替わりが激しい業界。

それは違うと批判を浴びるかもだけど、雑誌の『AneCan』って『CanCan』読んでた層が「もうカワイイじゃキツイだろ…。」みたいな年齢になってきたので、雑誌側が「大丈夫、今度は大人カワイイ雑誌を作ったよ!」みたいな流れで出来たんだと判断してる。で、読む側も「そうか、カワイイじゃなくて大人カワイイなんだ…!」で納得してしまったという。

そうなるとその進化系として、そのうち『MamaCan』とか出来んじゃないだろうか。実際最近のお母さんて「あなた本当に子連れですか?」みたいな人は結構多い。他人事なので何とも言えないけれど、子供の躾とか諸々をカッチリとこなせてるならともかく、それで子供や家の事が犠牲になってるとしたら悲しいことだ。

もし存在するなら『ボトムの配色でここまで!ラインを隠す夏のマタニティコーデ!!』とか言う見出しが躍るんだろうか。自分で書いててなんだけど、こんなの出てきたら本格的に世も末だ。まぁ妄想上での最終目的地はもちろん『BabaCan』なので、押切もえちゃんには是非とも頑張ってもらいたい所ではある。その頃にはきっとカリスマモデルから生き仏にランクアップしてるはず。

あーマジで『大本命!BabaCan式、巣鴨デートスタイル。』とかやんねーかなー。

2008年05月25日

★犯則な販促。

家の近所に犬を飼ってるトコがあって、なかなか可愛いのだけどもよく吠える。今でも名前は判らないけど、犬種がコーギーなんで「アイン」と適当に呼んでいる。ビバップのDVD-BOXが欲しいです。

今日も横を通ったら、それまで後ろを向いてたのに即座に振り返って吠えようとする。威嚇体勢を取って、僕と目があった瞬間に思いっきり「ワン!」と吠えたら、その勢いで後ろ足が水飲みの器に入ってしまい、一瞬にしてΣ(゚Д゚;)みたいな顔となって、自分の器を見つめながら、「クゥーン…」と鳴いていた。

今現在、犬を飼いたくて仕方が無い。

2008年05月26日

★粗品をいただきました。

弟の結婚式に行ってきたよ。とはいえ新郎の兄なんて会場においては添え物以下の存在でしかない。テーブル端の席で叔父さんと共にひたすらビールを飲み倒し、そのたびに瓶ビールを交換しにくるドジっ子お姉さんに「何度もゴメンねー。」って絡んでた程度だ。

そのドジっ子お姉さんのドジ具合レベルは、「瓶ビールをテーブルに置いて貰っていいですか?」とお願いすると、コップ一杯分しか残ってない瓶ビールを持ってきて、その場で残りの量に気付き「あ、すいません新しいのお持ちします!」と言って引っ込んだ後、もう一度ほとんど残ってない瓶ビールを持ってきて、またその場で気付き「すいません!もう一回新しいの持ってきます!」と言って引っ込んだ後、次に持ってきたビールが残り半分以下。奇跡を見た。

とりあえず大きな問題もなく無事終わったようなので一安心。何というかお兄ちゃん的に、式の途中でやったミニゲームではぶっちぎりで優勝しておいた。空気の読めなさを遺憾なく発揮したので、次のミニゲームには参加しなかったら、今度は新婦の弟が勝利。酷いものを見た気がする。

何にせよおめでとうございます。ご苦労様。パチパチ。

2008年05月27日

★セイハロー。

半裸のオッサンがビルの廊下に立っていた。それ以上でも以下でも無く、またそれ以上の説明も必要ないほど完膚なきまでに立っていた。上はワイシャツとネクタイ。下はトランクスという出で立ちで、自分を主張しているオッサンが屹立していた。考えたくも無かったが、自分の頼りない記憶を検索すれば、不幸なことにそのオッサンは、どうやら変質者ではなく、同じビル、それも隣に入居している会計士の先生のようにも見えた。

記憶したくも無い青色トランクスが脳内に刻まれるのを感じながら、この変質的なオッサンというか会計士の先生への対処方法を考える。コンマ数秒で出てきた答えは「目を逸らして即座に立ち去る」だった。賛成1、反対0。顔に出すな。さぁ風のように消え去れ自分。

「こんにちは。」

挨拶をされた。確かに見かければ会釈をする程度で顔も知っている。そういう意味において僕の行動は、社会に出ている大人として褒められたものでは無い。だがそこに「共用廊下」と「半裸のオッサン」というフィルターをかけたとき、自分の取った行動は最善では無いにせよ、非難される覚えもない程度には、正しい行動であったと信じている。

「いやぁ、カップラーメン零しちゃって。」

相手は逆に、立ち去るよりも弁明した方が得策だと感じたらしい。確かにこのままでは会計士の先生にも見えなくもない変質者だ。とりあえず声を掛けられたからには返さければ。軽く微笑をつくり「あはは、たまにありますよねー(笑)」と答えておいた。

でもそれ以上話が続かなかった。続けられなかった。やりきれない空気のまま「それじゃあ」と言って別れた。この場合の最善はなんだったんだろう。「風邪引かないようにしてくださいね。」とか「他の人にはバレないようにしてくださいね。」あたりが無難だったのかもしれない。でも言えなかった。とっさに浮かんだ言葉は別のものだった。

「お似合いですよ。」

自分にジョークのセンスは無いと知った。

2008年05月28日

★気が付く男。

ここ数年メインで担当してるクライアントが存在する。仕事の都合上&会社が近いのとで、打ち合わせから荷物運びまで大小問わずほぼ毎日顔を出す状態。総務課長なんかには「いや本当にキュウイチさんの席を用意しないといけませんなー!」とか言われてる。愛想のようにも嫌味のようにも聞こえるのが不思議なところだ。とりあえず「いつも美味しいお茶をありがとうございます。」と答えておいた。嫌味なんてこれっぽっちも含めてない。

今日も今日とて顔を出し、受付嬢に待合室まで案内してもらう。すると歩いてる最中にふと違和感を感じた。何かがいつもと違う。よくよく考えれば、制服が前と違うんじゃないだろうか。確かに最近暑くなってきた。もうすぐ6月だし早めの衣替えなんだろう。

待合室に案内された後、同じ人がお茶を持ってきてくれたので、世間話として「そういえば制服が変わったんですねー。」と話しかけることにした。来る回数がダントツで多いので、お互いに顔だけは知っている。グラスのお茶を並べながら、愛想よく答えてくれた。

「そうなんですよー。4月から変更になったんです。」

つまり2ヶ月気付かなかったと。

2008年05月29日

★船場吉兆、廃業から一ヶ月後の会見にて。

女将「色々考えました結果、のれんが勿体無く、出来るならもう一度と…。」

2008年05月30日

★世界一の光景。

快晴。少なくとも僕が昨日一日を過ごした地域は、そう形容して間違いないほど、気持ちの良い空模様だった。朝方まで降っていた雨が嘘のように消えさり、そのおかげで空気もいつもより澄んでいる。雲ひとつ無い青空と、少し強めの日差し。風は少しだけ冷たく、それが逆に心地いい。鬱々とした梅雨に突入する前の、奇跡のような天気。そんな空だった。

先日三浦雄一郎さんがエレベストに登頂し、無事成功した。頂上からの景色がテレビで流れていたけれど、画面越しですら美しさが伝わってきた。日本の片隅にある、ビジネス街の空ですら綺麗だと思えるのだから、世界の頂上から見た景色は、さぞかし心に残るものなんだろう。快楽すら伴っているはずだ。だからこそ、こんな天気の日には考えてしまう。

むしろ札束の山に登りたい。

リアルな話、エレベスト登頂とかマジ無理じゃん?そりゃ世界一の感動も味わいたいし、願わくばその景色と共と立つ自分を、映像とか写真に残したりもしたいけど、実際問題ムリよムリ。同じく札束の山も不可能っちゃ不可能だけど、同じく『絶景』で『それに登る自分を写真に残したい』という意味で全然オッケーみたいな?エベちゃんみたいに8,848mも要らない。むしろ2mあればオーケイ。あー、頂上であぐらでもかいて『ココが世界のてっぺんなんじゃーっ!!』って大声出したいなー。

以上が昨日の休憩中の現実逃避です。美しい空を見て、最初に得たインスピレーションが『金』でした。悪いのは現代社会です。被害者です。

2008年05月31日

★何と交換したのかは不明。

夕飯を食べようと、某どんぶり屋に入ることにした。閉店の数十分前だからか客は少なく、僕を含めて3人ほどしか居ない。優しそうなオバちゃんに『カツ丼くださいな』と頼み、しばし待つ。で、結構待ったのだがカツ丼が出てこない。一体どうしたんだろう。

客が少ないので忘れられたとかは無いと信じたい。とりあえずオバちゃんに訊いてみようかと店の中を見渡したら、不思議なことに誰もいなかった。あっれー?とか思ってたら、不意に従業員用の通用口から、屈強な体躯をした別のオバちゃんが参上。店に入ってくるなり、身体相応の大声を出してくる。

「ただいまー!物々交換でご飯貰ってきたよ!!」

手には巨大なボウル。その中に入ってる山盛りのご飯。どうやら奥に引っ込んでるバイト君が、ご飯のスイッチを入れ忘れたらしく、どんぶり屋なのにご飯が無いという事態に陥ってたらしい。それにしても隣の店からご飯を調達しようという発想がすごい。店の奥から聞こえてくる「ホラこんなモン大丈夫やから、そんなに凹まんでえぇって!」とか言う励ましの言葉も泣けるね。大阪の片隅で生まれた人情ストーリー。グッとくる。

だからこそ、その後に聞こえてきた「カツ丼の注文あるん?そんじゃ今から作るわー。」がさらに心にしみてくる。オーダー通ったの今なの?